向島町立花の海岸は、尾道市向島町南西部に広がる自然の砂浜です。しまなみ海道サイクリングルート沿いに位置し、海岸沿いの爽快な走りと因島大橋を真下から見上げる迫力が魅力。整備された観光地ではなく、地元の人が散歩や釣りに訪れる静かな海辺で、季節ごとに変わる瀬戸内の表情をゆっくり楽しめます。
GUIDE
向島町 立花の海岸の見どころ・歩き方
写真と一緒に、回り方のコツをまとめました
立花の海岸とは——向島南西部に広がる瀬戸内の砂浜
向島町立花の海岸は、尾道市向島町の南西部に広がる砂浜の海岸です。整備された観光地ではなく、地元の人が散歩や釣りに訪れる自然体の海辺で、瀬戸内海特有の穏やかな波と広い空が出迎えてくれます。
対岸には因島・生口島など瀬戸内の島々が連なり、天気の良い日には遠くまで見渡せます。また、この海岸はしまなみ海道サイクリングルートの沿線に位置しており、向島に渡ったサイクリストが最初に「海に出た」と感じる場所のひとつでもあります。


立花の海岸の風景——早朝・季節で変わる瀬戸内の表情
立花の海岸は、季節によって全く異なる顔を見せます。夏は青空と濃い緑の山々が海に映え、エネルギッシュな瀬戸内の景色が広がります。一方、冬は空気が澄んで遠くの島影まで鮮明に見え、静寂の中で海と向き合えます。


砂浜は細かい砂と小石が混じった自然のままの海岸で、波打ち際を歩きながら光の変化を楽しめます。特に午後の西日が差し込む時間帯は、水面が金色に輝き、同じ場所でもまったく異なる印象になります。
早朝(5〜6時台・日の出直後) 2026年4月12日、午前5時30分頃に訪問しました。人はほぼゼロで、砂浜を完全に貸し切りで歩ける時間帯です。日の出直後の柔らかいオレンジの光が海面を染め、波音だけが聞こえる静けさの中で瀬戸内海と正面から向き合えます。サイクリングのスタート前に立ち寄れる距離でもあり、早朝出発する方には特におすすめの時間帯です。




因島大橋——しまなみ海道の第一橋を真下から見上げる
立花の海岸エリアから少し走ると、しまなみ海道の第一橋である因島大橋の橋脚に突き当たります。向島と因島を結ぶ全長1,270mの吊り橋で、1983年に開通したしまなみ海道の橋の中でも最も歴史のある橋のひとつです。
サイクリングロードを走ってきたサイクリストにとって、この橋は「いよいよしまなみ海道へ」という気持ちが高まる場所です。橋脚の真下から見上げると、巨大な構造物のスケールと瀬戸内の穏やかな海のコントラストに圧倒されます。橋の下にはサイクリングロードの青いラインが続き、次の島へと誘います。


しまなみ海道サイクリングの起点——向島・立花エリアを走る
しまなみ海道のサイクリングは、尾道を出発点として向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島を経由し愛媛・今治へと至る約70kmのルートです。立花の海岸は、その最初の島・向島の南西部に位置しており、尾道からフェリーで渡ってきたサイクリストが最初に「海沿いを走る気持ちよさ」を実感できる区間です。
尾道からのスタート
尾道駅前から徒歩5分ほどの尾道港から渡船(フェリー)に乗り、5〜10分で向島に上陸します。自転車ごと乗り込めるため、輪行袋を使わずそのまま渡れるのが便利です。向島に着いたら、海沿いの県道沿いにサイクリングロードの青いラインが続いており、自然と南西方向へ導かれます。
立花海岸沿いのルート
海岸沿いを走る区間は、左手に砂浜と瀬戸内海、右手に山の緑が迫る開放的なルートです。交通量も比較的少なく、初めてしまなみ海道を走るサイクリストでも安心して走れます。砂浜が見える場所で自転車を停めて海を眺めたり、波の音を聞きながら一息つくのが立花エリアならではの楽しみ方です。

因島大橋へのアプローチ
立花海岸を抜けると、やがて因島大橋の橋脚が見えてきます。橋の下をくぐり、専用のサイクリングロードで橋を渡ると次の島・因島へ。向島内の走行距離は約15〜20km程度で、アップダウンも少なく初心者にも走りやすいルートです。日帰りで向島だけを走るプランも人気があり、尾道〜向島〜立花海岸〜因島大橋手前で折り返すルートは、気軽にしまなみ海道を体験できるコースとして知られています。
立花の海岸で散策・釣りを楽しむ
散策
立花の海岸は、特別な目的がなくてもただ歩くだけで気持ちの良い場所です。波打ち際を歩きながら瀬戸内の島々を眺めたり、打ち上げられた貝殻を拾ったり、潮の香りを感じながらのんびり過ごすのに向いています。観光地化されていないぶん人が少なく、自分のペースで時間を使えるのが魅力です。
釣り
立花の海岸は地元の釣り人にも親しまれているスポットです。砂浜からのキス・ハゼ釣りや、海岸沿いの護岸からのアジ・サヨリ狙いが楽しめます。
ただし、**この海域は潮の流れが速く、特に因島大橋付近では流れが急になることがあります。**足元が不安定な場所での釣りや、子どもだけでの海への立ち入りは避け、ライフジャケットの着用と安全な場所からの釣りを心がけてください。満潮・干潮の時刻と潮流の状況を事前に確認することもおすすめします。
立花の海岸へのアクセス
尾道からフェリーで向島へ
尾道駅前から徒歩5分ほどの「尾道港」から渡船(フェリー)に乗り、約5〜10分で向島に渡れます。自転車も積み込めて料金も安く、気軽に渡れるのが向島の魅力のひとつです。
向島から立花海岸へ
向島上陸後は、海沿いの県道沿いを南西方向へ車または自転車で約15〜20分。バスは「おのみちバス立花線」が運行していますが、本数が少ないため事前に時刻を確認してください。
注意点
強風・大雨・高波の日は海岸に近づかないようにしてください。夏場は日差しが強く、日焼け対策と水分補給が必須です。
立花の海岸から車で数分の距離に高見山展望台があります。標高283mの山頂から約240度の広角で瀬戸内海を見渡せる展望スポットで、立花の海岸とあわせて向島観光の定番コースです。しまなみ海道のサイクリング全般についてはサイクリングガイドもご参照ください。
基本情報
フォトギャラリー
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