光明寺(こうみょうじ)は、広島県尾道市東土堂町にある浄土宗西山禅林寺派の古刹です。正式には清浄山宝幢院光明寺と称し、承和年間(834~847年)に慈覚大師・円仁によって草創されたと伝えられています。鎌倉時代末には浄土宗へ改宗し、瀬戸内海の水軍や尾道の豪商たちの信仰を集めて栄えました。 境内には重要文化財の木造千手観音立像(浪分観音)をはじめとした宝物が伝わり、歴史と文化を感じられる見どころが点在しています。また、境内からは尾道の町並みを望むことができ、古寺巡り散策にも最適です。拝観は無料で、宝物殿の観覧は事前予約で可能です(有料)。
GUIDE
光明寺の見どころ・歩き方
写真と一緒に、回り方のコツをまとめました
光明寺とは——1200年近い歴史を持つ尾道の古刹
光明寺(こうみょうじ)は、尾道市東土堂町にある浄土宗西山禅林寺派の寺院です。正式には**清浄山宝幢院光明寺(せいじょうざんほうどういんこうみょうじ)**と称します。
その草創は承和年間(834〜847年)とされ、慈覚大師・円仁(えんにん)によって開かれたと伝えられています。鎌倉時代末期に浄土宗へ改宗し、瀬戸内海で活躍した水軍の武将や尾道の豪商たちの信仰を集めて栄えました。千光寺山の中腹という立地から、尾道の港を見守り続けてきた寺院のひとつです。

重要文化財「浪分観音」——光明寺の最大の見どころ
光明寺が広く知られる理由のひとつが、**重要文化財に指定された木造千手観音立像(浪分観音)**の存在です。「浪分観音(なみわけかんのん)」という名称は、かつてこの観音像が航海の安全を守り、荒波を分けて船を守ったという伝説に由来します。
瀬戸内海の水運が盛んだった時代、尾道は海運・商業の要衝として栄えており、航海を生業とする人々の信仰を集めた観音像として、この仏像は特別な存在でした。現在も寺院内に大切に安置されており、宝物殿での観覧は事前予約制(有料)で可能です。
貴重な文化財を実際に拝観したい場合は、訪問前に光明寺へ直接連絡し、受付状況と日程を確認してください。


境内の雰囲気——静かな参拝と町並みの眺め
光明寺の境内は、千光寺のような観光地的な賑やかさとは一線を画す、静かで落ち着いた空間です。本堂・庫裏・宝物殿が配置された境内は広すぎず、ゆっくり参拝するのに適した規模感があります。
境内からは、石段・石畳と尾道の町並みが見渡せる場所もあり、千光寺山を上りながら各寺院に立ち寄るルートのなかで、「少し立ち止まって眺める場所」として機能します。混雑しやすい千光寺と比べると参拝者が少なく、静かに手を合わせられる環境が整っています。
主な本堂参拝は無料で、境内の自由散策も可能です(宝物殿のみ別途対応が必要)。

尾道古寺めぐりコース上の要所
光明寺は、尾道の「古寺めぐりコース」の主要な寺院のひとつです。JR尾道駅北口から東方向へ坂道・石段を上り、持光寺を過ぎてさらに東に進んだ場所に位置しており、宝土寺・千光寺へとつながる散策ルートの途中に当たります。
コース全体を歩く場合、光明寺は中間地点に近い位置にあります。千光寺まであと少し、という程よい疲れとともに到着する頃には、静かな境内での一息が心地よく感じられるはずです。
古寺めぐりのスタンプラリーにも光明寺は含まれており、スタンプ台紙を持って巡る方はこちらでも押印できます。
アクセスと拝観について
JR尾道駅北口から坂道・石段を東方向へ徒歩約12〜15分。持光寺をさらに東に進んだ場所に位置しています。千光寺山方面への散策ルートを歩きながら自然に立ち寄れます。
拝観時間は9:00〜17:00頃が目安。通常の本堂参拝・境内の散策は無料で行えます。重要文化財「浪分観音」の観覧は別途対応が必要なため、希望する場合は事前に寺院へ問い合わせてください。
坂道・石段が続くルートのため、歩きやすい靴での訪問をおすすめします。
基本情報
フォトギャラリー
写真をタップすると拡大表示できます(左右スワイプ / ←→キー対応)。
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